店舗什器を作る豆知識什器のサイズや厚みって何?
店舗や施設の什器は、必ずしも完成させて現場に納品する訳ではありません。
加工や塗装やが中途半端という訳ではなく、製作作業自体は終わっていているが、そのサイズや大きさや重さではトラックに乗り切らいないとか、現場の入口に入らないとか、現場の2階にまで運べないとか、そんな場合には、分割しておく必要があります。
工場で仮組して、問題ない事を確認しておきます。
右の画像のように、このような木の塊は大きくて重くてどうにもなりません。
しかし6角形の箱1つ1つなら4人がかりで動かすことが出来そうです。
なので、パーツとしてバラバラにして梱包をしておいて、現場に搬入する事になります。
搬入要員が何人必要だとかという事も確実になりますね。
店舗什器を作る豆知識什器のサイズや厚みはどうやって決めるの?
全てが特注の什器製作の世界ではありますが、使う材料の1つ1つも特注で作るのか、規格品から作るのかでは、製作期間も費用もまるで変ってきます。
木であれば、製材から始めるよりも、規格サイズ品を使う方が時間も費用も節約できるという事です。
なので最終イメージに変わりがないならば、規格品サイズを基準にした方が良いに決まってます。
画像の素材はゴムの集成材ですが、厚み30㎜・幅500㎜・長さ・3000㎜の規格サイズを加工して製作しています。
設計士さんはその存在を分かっていて、サイズ指示していましたので、その事で質疑する事もありませんでした。
店舗什器を作る豆知識什器のサイズや厚みで心配事はある?
画像の場合、新築の施設に納品しました。
この什器の置かれた場所は、何カ所もあり、広い部屋の中央付近に置かれ、階下には壁や柱が無い場所もある事から、あまり重くなる部分はそこだけの重量計算が必要だったようです。
オーナーのイメージから作るプラン、実際必要なサイズ、そのサイズに必要な材料の規格サイズの選定と、1つの什器を完成させるには設計士さんと什器製作会社との知識のやり取りが非常に重要だと認識頂けると思います。
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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