小ぶりなサイズのショーケース
博物館のショーケースを製作しました。
今回製作したものは、私たちが通常目にするショーケースよりも、かなり小さいもので、
高さが50㎝くらいしかない、少し変わったサイズです。壁に大きいパネルを飾るそうです。
工場で下の台を製作し、定位置に設置した後、現場でガラスを取り付けました。
前が扉になっており、両サイドに付けた錠を空けると前に倒れて開きます。
側板と天板のガラスはフォトボンドという、UV(紫外線)を照射すると硬化する接着剤を使用して組んであります。
ガラス同士を付け合わせ、その間に接着剤を流し込み、はみ出した接着剤をきれいに拭き取ったら、UVを照射します。
数分で固まり、美しく仕上がりました。
錠は既製のものだけでは今回のような納まりにはできなかったので、特注のパーツを使用して組み合わせてあります。
それにしてもガラス職人の寸法に対する意識はすごいです。
私たちは特注什器・家具を製作するのに、常にミリ単位を意識していますが、ガラス職人の細かさには脱帽。
今回のようにガラスとガラスを組み合わせる場合には、まったくごまかしが効かないので当然ですね。
木工什器、金物什器だけでなく、ガラス什器も合わせてお任せ下さい。
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