店舗什器を作る豆知識什器の価格の決め方は?
小売店で販売されている家具は、ほとんどが国内や海外で大量に製作して、沢山の店舗で販売しています。
大量の材料を安く仕入れて、製作コストの低い地域で、大量生産する事で低価格と大量販売を実現させています。
そいう場合の価格は、市場調査によって値付けされています。安いけど種類は少ないとか、高いけど素材が良いとか、ターゲット層によっても価格は変えるでしょうし、戦略的な価格設定をしています。
それら大量販売の什器と違い、我々のような、特注設什器の価格の設定は全く違います。
いわゆる古典的な積み上げ式というやつです。
材料+製作工賃+経費が、什器の基本価格となります。
店舗什器を作る豆知識什器の製作工賃の価格の決め方は?
材料を大量に購入すればそれなりに安くはなってきますが、そこで言う大量というのは、桁違いの大量なので、我々のような1点1点同じものは無い、特注什器製作の会社ではあまり変わりはありません。
製作工賃は、工場でその什器を作る際に、何人で何日何時間掛かるかなという計算をします。
では、ゆっくり時間を掛けて作ったら高いものになるかといえばそうではありません。
普通の職人が1日で出来る什器を、3日掛けて作ったとしても、普通の職人が作るスピードが共通認識されていれば、
1日分の価格の製品としてでないと、世には出せません。
スピードのあるベテランの国宝級の職人さんと、まだまだスピードの遅い若手の職人が作ったものでは、
製作工賃は全く違ってきますよね。
店舗什器を作る豆知識什器の経費の価格の決め方は?
1つの什器を作るにあたり、会社としての経費と、製品としての経費に分けて考えられます。
会社としての経費は、建物家賃・光熱費・機械損料・広告宣伝費・通信費等の経費で、いわゆる固定費ですが、案件数が多ければ多いほど、1つの案件に掛かる経費は少なくて済みます。
製品としての経費は、材料の送料・打合せ交通経費・保管料・配送料等の経費で、いわゆる変動費で、その製品を完成させるにあたり必要とする経費です。
材料費+製作工賃+経費の積み上げによって、什器の価格は決まってくるとお分かり頂けたと思います。
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