店舗什器を作る豆知識什器でよく使う無垢材とは?
無垢材は、集成材や突板や単板と区別して使われます。
無垢材は読んで字のごとしで、混ざり物の無い材料という事で、木だけでなく、金・宝石等にも使われる言葉です。
集成材が人工的に作り出された板に対し、無垢材は丸太から製材された木そのものです。
使う場所や用途に合わせて規格寸法で製材されて、材木屋さんやホームセンターに並びます。
規格寸法外での注文も製材屋さんでは受け付けています。
店舗什器を作る豆知識什器で使う無垢材は安いの?
無垢材と1口に言っても、樹種が様々あります。
よくホームセンターで見られるのが、ツガ・パイン・杉・ヒノキ・スプルースなどでしょうか。
外部のウッドデッキなどで使う場合として、ウエスタンレッドシダー・ウリン・防腐剤注入材もあります。
外部用には、他にも、タイガーウッド・イペ・ジャラなど南洋材と呼ばれる、下穴を開けないとビスが折れるほど硬い木
などもあり、施工の方法だけでなく、寿命や価格から好みで選んで頂けます。
木そのものの価格がウッドショックによって高騰を続けている為、コロナ前と2022年9月現在とでは2倍かそれ以上の
価格に上がっています。新築を建てる人も待ったをし始めているのですが、沈静化にいくのか、更なる高騰が続くのか、
見通しは立っていません。
店舗什器を作る豆知識什器で使う無垢材は扱いやすいの?
店舗や施設什器として考えた場合、無垢材の用途は、より強度の必要なテーブルや家具が多くなります。
無垢材は切っても切っても木なので削る・切る・という作業を考えた時に、突板と違って簡単に出来るという特徴があります。
1つの無垢材の模様には、カット方向によって、荒々しい模様の板目と、おとなしい模様の柾目という2種類があり、
その模様を上下で使うのか、左右で使うのか、好みはハッキリと別れるので、それさえ間違わなければ、扱いやすい材料と
いえます。
悪い面で言えば、無垢材なので、環境によっては収縮が少なからず発生する事も考慮しておく必要があります。
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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