店舗什器を作る豆知識什器の施工って何をするの?
什器を工場で作って、現場に配送して、所定の位置に置いて終わりならば、
施工は要りません。
しかし、そんなケースはむしろ珍しい位で、何かと現地での作業が必要となるケースがほとんどです。
パッと思い浮かぶのは、イケアの家具に代表されるような、ノックダウンで輸入された什器家具類の現地組み立てですね。
しかし、これは厳密には施工ではなく組立なので、アルバイトでも出来ます。
実際は、大きい什器で現場の入口に入らないとか、トラックに乗せられないとか、搬入が出来ないといった時に、分割で工場で作り、現地で一体化させて1つの大きな商品に仕上げるというケースが当てはまります。
店舗什器を作る豆知識什器の施工は他にもあるの?
大きな什器を繋ぎ合わせるだけが施工ではありません。
例えば、搬入したレジ台には、電気の配線やLANや音源の配線が接続される事が良くあります。
電気屋さんはそこまで配線を引っ張ってきました。
レジ台の設置の際は、その配線をレジ台の決められたコンセント位置に通しておいてあげる事が必要です。
配線を通しておいてあげれば、電気屋さんが後でコンセントと接続する事が出来ます。
什器を持ってきただけ、配線を引っ張ってきただけ、その中間の作業をする事が、全ての建築工事の流れの中で必要な重要なポイントとなります。
そういった業者間の橋渡しの為に監督さんがいるといっても過言ではありません。
電気屋さんを例に出しましたが、大工さん、設備屋さん、ガス屋さん、ガラス屋さん、建具屋さん、クロス屋さん、塗装屋さん、タイル屋さん、床屋さん等々、職種の数だけ施工の場面は存在します。
店舗什器を作る豆知識什器の施工は頼まなきゃダメ?
先ほど言った下職さん達も、逆を言えば什器施工の中間作業の存在や重要性は認識しています。
なので、配線はレジ台を持ってきた時に待ってて通してねという事を聞いていればそのようにしてくれます。
ただ、電気屋さんでは、什器の内部構造について、ここに配線を通す為に空洞にしているとか、下地を入れているとかは分からない為、失敗してしまうという事が考えられます。
失敗したら再製作となりそれなりの期間を有し、更に誰がその再製作費を払うのかという問題も出て来る為、工期と予算の観点からも、リスクをはらむ事になる為、おススメはしません。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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