店舗什器を作る豆知識島什器とは？
聞きなれない言葉かもしれませんが、空間の中にポツンと置いている什器をそう呼ぶ事があります。
商品を陳列して手に取って見てもらう為の什器もそうですし、お客様が回遊する為の什器です。
画像のように、本や雑誌を入れている家具も、ポツンと置いてあり、その前後ろ左右でお客様がぐるぐる回って手に取って選べる什器もそのように言います。
最近のキッチンはアイランドと呼ばれるレイアウトが主流になっていますが、アイランド＝島なので、同じような意味と考えて下さい。
店舗什器を作る豆知識島什器は安いの？
島什器は、四方全部の面がお客様の目に触れます。
という事は、全ての面を仕上げる必要があるという事になります。
端が壁に接していたり、背中が壁に接していたりすれば、その面は仕上げる事は不要ですが、島什器の場合は、
そうはいかないという事になります。
メラミンなり、突板なり、全ての面を同じように仕上げなければいけないので、結果、その分金額は上がってしまう
事になります。
店舗什器を作る豆知識島什器は必要なの？
島什器は、空間の中にポツンと置いてある什器なので、人の流れを決めてしまいます。
考え抜いた計画に沿って配置されなければ、単なる障害物になってしますかもしれません。
逆に言うと、計画している人の流れを作る事が出来る為、非常に重要な要素となります。
帰る人と入る人がバッティングしてしまうようでは、商品は見づらくなり、人流を作る事に成功しているとは言えません。
高価格帯の商品と低価格帯の商品であったり、イヤリングと指輪だったり、見てもらいたい場所に見てもらいたい人を
上手く配置するのは什器を置く場所になるので、計画導線を作るのに島什器の果たす役割は大きいと言えます。
お客様にどう回遊してもらい、商品を見てもらえば良いか、レジ台にどう繋げるのか、試着室にどう繋げれば良いのか、
その施設や店舗をデザインする際には必ず必要な什器である事が分かって頂けるかと思います。
什器オーダーメイド制作
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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