店舗什器を作る豆知識既製品の什器とは?
特注で什器を作れば、思い通りのイメージのお店にピッタリのモノが作る事ができますが、その分高くなってしまいます。
店の顔にしたい部分には特注で作り、優先順位の2番目以降の箇所には既製品の什器を選ぶ事で、予算内に納める事が出来ます。
優先順位のモノはオーナーによって違う為、一概には言えません。
テーブル・椅子・ソファ・マガジンラック・受付カウンターなど、イメージに近いモノを既製品でみつけたなら採用し、見つからなければ特注で作るという事で良いと思います。
画像ではソファがこの店の顔になるので、特注で作り、テーブルや椅子はイメージに近いモノが既製品で見つかった為、特注では作りませんでした。
店舗什器を作る豆知識既製品の什器は安いの?
既製品は当然、大量仕入れ・大量製造で材料代・加工工賃を最大限削って作られています。
輸送コストを考えても人件費の安いアジアで製作される事も多く、特注製作品とは価格の比較はできません。
その事を分かっていても、お客様の頭の中には既製品の値段との比較があるので、我々にとってもつらい所です。
ただ、イメージ通りの什器が見つからない中、妥協した既製品を購入しても、全体としてこだわりが見えたり、オシャレなイメージが保てたり、販売数商品がよりよく見えるなら、それはそれで既製品でOKという事かもしれません。
店舗什器を作る豆知識既製品の什器は扱いやすいの?
特注什器の場合、サイズの検討・素材の検討・色の検討などを経て、作るべき製品像を絞り込んでいき、製作図面を作り、工場で製作と、長い前段階があります。
そして図面が出来たからすぐ製作というわけではなく、製作中のモノ、次に製作するモノの後に製作する事になります。
従って製作期間という段階もあります。
それに比べると既製品はもう完成している製品を購入するだけなので、製作期間が必要なく、オープンまで時間が無い場合にも心配なく準備できます。
特注什器の場合は運送の手配もしなければいけませんが、既製品什器の場合は概ね路線便業者が決まっており、段取りを心配する事も不要です。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
-COLUMN-に関連する記事
什器のデザイン
といってすぐに返答できる人はいないので、どんな雰囲気にし...
宝飾店向きの什器
オリジナルブランドを販売する店舗では、宝飾品だけで...
花屋さん向きの什器
商品である花...