店舗什器を作る豆知識設備工事とからむ什器とは？
店舗什器を水廻りで使う場合、必ず設備工事との取り合いが発生します。
設備工事は水道工事とも言いますが、給水管・給湯管・排水管の3つで基本は成り立っています。
この3つの菅を、什器のどの箇所から出したいのか、それによって什器の内部の造りは大きく変わります。
画像は、左から浄水器のカートリッジ・浄水器用給水管・排水管・給湯管・給水管になります。
浄水器用の給水管は1つの給水管から分岐して接続する事も可能ですが、こちらの現場の場合は、それぞれ単独にという事でしたので、沢山の菅が並んでいます。
それらの菅が美しく収まっており、点検口を外せばこのように作業のしやすい内部であれば、設備屋さんは助かると思います。
店舗什器を作る豆知識設備工事とからむ什器は安いの？
設備工事との絡みのある什器を製作する際には、こういった配管の取回しを十分に考えて寸法を決定する必要があります。
電気の配線のようにグニャグニャ曲がりませんし、配線のように細くありません。
なので、その為の加工が少なからず必要になり、見積もりに多少は反映されています。
しかし、配管の出し位置と寸法をよく考えて製作しないと、設備屋さんは工事が出来ませんし、やり直し製作になれば余計
な費用が掛かる事になるので、費用が嵩むという考えではなくて良いと思います。
店舗什器を作る豆知識設備工事とからむ什器は扱いやすいの？
全ての現場が、什器製作単独で関わりなく終わるという事はありません。
大工・電気・設備・クロス・床・塗装・タイル・ガラス・建具など、「ここまでやっておくからお願いね」
「こう設置するからこうしておいてね」など、全ての職種が伝達する事の大事さを理解しているので、
什器製作側としては、希望を反映させる内部の造りというものを意識して製作しています。
融通の利く、扱いやすい什器造りと、周りの職人さん達、監督さんとの関係性の維持を意識して
作業しているので、安心してお任せ頂きたいと思っています。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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