店舗什器を作る豆知識サインとからむ什器とは?
サインは、店内外の、視認性の良い場所に告知目的で設置されます。
なので、壁や天井に付く事が多いわけですが、床にも経路を示したり、間隔をあける為の表示として使用される事も多く、基本的には最終工事となる職種です。
裏紙テープになっていて貼り付けるだけのモノや、ビスで留めるだけのモノもありますが、からむのは電気工事との場面が多いです。
画像のように、受付カウンターと背面の什器を製作納品しましたが、電飾によるサインがある為、適切な位置に電気配線を出しておく必要があります。
天井から又は床から来た電気配線を、什器の中を通って、サインの位置に出してくるわけですので、製作の段階から通り道を確保しておく必要があります。
店舗什器を作る豆知識サインとからむ什器は安いの?
サインはサイン屋さんが担当しますが、その前の什器製作の段階では、サイン取付がビスなら下地をキチンと入れて
おかなくてはいけませんし、ピンを刺して留めるだけであれば深い下地にしておかなければいけません。
そういった事も踏まえて見積もりは出しますが、余程凝った造りにしない限りは金額に反映する事はあまりないと
思います。
店舗什器を作る豆知識サインとからむ什器は扱いやすいの?
特注什器は、市販品では存在しないから作るという考え方が一般的です。
大きさや色の問題だけではなく、イメージ通りのモノが無い場合や、オリジナリティ溢れる目を惹き付けるモノを置きたい
という願望が出発点になります。
単独で設置するだけならまだしも、サインや他の仕上げ材とからむようなケースでは、市販品では配線が通せない、
大変な加工が必要になる等といった場合も、特注什器の出番になります。
そして、単に特注什器を作れば良いのではなく、サインの知識も持った上で打合せし、図面に反映させて、製作に反映
させる事が必要になってきます。
何事も自分の周辺知識を持たないと生かしきれないという事ですね。
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ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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