店舗什器を作る豆知識スーパー銭湯に必要な什器とは?
スーパー銭湯は什器製作する箇所が沢山ある業種です。
昔ながらの銭湯と違い、今は娯楽施設とも言えるような、アミューズメントな一面があり、子供から大人まで丸一日館内で楽しめる工夫がされています。
受付カウンターから始まり、館内着ストック棚、館内着回収ボックス、ロッカー、リクライニングチェア、本棚など、書ききれないほどあります。
不特定多数の多くのお客様が軽装又は裸で行き交う為、建築工事では滑りにくくないか、危ない箇所は無いかを考慮しますが、
什器でも同じで、割れるような素材は無いか、壊れにくい壊されにくい造りになっているか、考慮が必要になります。
店舗什器を作る豆知識スーパー銭湯向けの什器は安いの?
スーパー銭湯で使われる什器は、高級感は必要なくても、強度の絶対的安心感が必要です。
素材の厚みも、15㎜よりは20㎜、20㎜よりは30㎜と、厚くなればなるほど金額も上がっていきます。
また、厚みが増せば搬入がより難しくなってきます。
2人が4人、4人が6人と、搬入だけでも人手が増え、施工補助も必要になってきます。
その為、金額は高いものが多い傾向にあります。
製作数も多い為、1店での金額はかなり大きな数字となります。
店舗什器を作る豆知識車販売店向けの什器は扱いやすいの?
不特定多数のお客様が直接手に触れるという事や、湿気のある空間という事で、シート貼りは好まれません。
ポリメラ什器や、集成材什器が多く、少々乱暴な使われ方をしても壊れないような素材を使用します。
1つ1つの什器は重量があり、サイズも大きいという事で、配送・搬入・施工の全てに人手が掛かります。
電気・設備・大工・空調・タイル・クロスと、様々な職種との絡みが発生するので、各位置についての詳細な打合せが必要になり、
プラン図の作成から納品まで1年掛かりという事も珍しくありません。
簡単にいかない現場だからこそ、様々なスーパー銭湯什器に携わらせて頂き、知見や技術を向上させています。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
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