「什器のフラッシュ造りとは?」のお役立ち情報
店舗什器を作る豆知識什器でよく使うフラッシュ造りとは?
パーチクルボードや、MDFという素材は、粉砕された木が圧縮されて板状になっているので、必要な寸法にカットして、切断面にテープを貼ったらすぐに使える上、どこにでもビスが効く素材でした。
それに対し、フラッシュ造りは4㎜程のポリベニヤを芯材でサンドイッチして作る板造りの方法です。
連結部分や端になる箇所に、必要な厚さになるよう、計算したパルプなどの芯材を入れて作る為、完成品の重量は軽く仕上げる事が可能です。
また、水分膨張なども無い為寸法安定性は高く、反りも発生しません。
材料代も、薄いポリベニヤ代と芯材だけなので、安上がりですので、箱物と呼ばれる什器を作る際に多く使われる工法です。
ポリベニヤだけでなく、突板や単板を使う際にもフラッシュ造りで対応します。
画像のように板端には芯材が入る為、パット見ではフラッシュ造りかどうかは分かりません。
コンコンと叩いて空洞の音がしたり、持ち上げて重量を確認すればすぐに分かります。
店舗什器を作る豆知識什器で使うフラッシュ造りは安いの?
フラッシュ造りは材料代が最小限で済みますが、大まかにカットしたポリベニヤと芯材をプレス機で圧着して、必要なサイズに再カットして連結していきます。
従って、パーチクルボードやMDFを使うのに比べて加工工賃は上がります。
店舗什器を作る豆知識什器で使うフラッシュ造りは扱いやすいの?
軽いというのは持ち運びに大変なアドバンテージです。
工場内での保管や、配送・搬入・施工のどの段階においても有利です。
ただ、ベタ芯ではない為、芯の無い箇所をぶつけたりすると穴が開いてしまいます。
その可能性の無い環境下で使って頂けるケースでないとおススメは出来ません。
室内ドアのように大きなモノは、反りよじれの可能性がある1枚モノは使用できず、昔から今でもフラッシュ造りが基本です。
芯材にはパルプなどの木だけでなく、段ポールを利用したハニカム構造で作る事も多くなっています。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使うパーチクルボードとは?
パーチクルボードは、細かく裁断されたて圧縮された再生木材になります。
MDFほどは細かくなく、まだまだ木の形状を留めている程度の細かさです。
接着剤で固めて規格寸法にして市場に出る点ではMDFと同じです。
パーチクルボードは、MDFほど圧縮が無い為、MDFほど重くなく、モロさがありますし、反りも出やすい素材です
主に箱モノと呼ばれるような什器を作る際に使われます。
表面に何も貼られていない、生のパーチクルボードと、表面に紙製のシートが貼られているものや、低圧メラミンが貼られているものもあります。
最大の利点は、既に表面が貼ってあれば、カットした面にテープを貼れば、それで仕上がりとなる手軽さです。
工場での加工は最小限で良くなります。
画像のように主な用途として、洗面化粧台やキッチンや収納家具などのキャビネット部分に手軽に使われます。
カラーボックスやシステム収納などの市販品でも、多くはパーチクルボードで出来ている製品が多いです。
店舗什器を作る豆知識什器で使うパーチクルボードは安いの?
パーチクルボードは、MDFよりも低価格の素材です。表面の仕上げ材の色種類は少ないものの、キャビネットなど、
内部の色は気にしないというようなケースでは、カットしてテープ貼っておしまいとなる為、加工工賃も低価格で済む製品
なので、キッチン・カップボード・洗面化粧台・下駄箱など、市販品の箱モノは全てパーチクルボード製と言えます。
店舗什器を作る豆知識什器で使うパーチクルボードは扱いやすいの?
パーチクルボードも、元は木材なので、水分には気を付けなくてはいけません。
また、固められた木とは言え、粗いので、穴あけの際は芯の位置がズレやすかったり、カットした面のバリが出やすいという
点が注意点として挙げられます。
反りが出やすい為、単独のキャビネットとして、引き出しを作るのには向いていません。左右どちらにもキャビネットか、
パネルを立てるか、壁に固定できるという環境下でないと、直角を保てない素材です。
ビスが効くという点では接続箇所にも利用可能です。
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木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使うガラスとは?
ガラスは様々な種類があり、住宅建築では、一般ガラス・カラーガラス・・耐熱ガラス・強化ガラス・遮熱ガラス等があります。
その中にも、シングルガラスからトリプルガラスまであり、挟まれた空気層を真空にするものや、ガスを注入しているものもあります。
更に、ガラスが割れた際に飛び散らないように、飛散防止フィルムを貼る場合もありますし、紫外線をカットする為のUVカットフィルムを貼る場合、外から見るとミラーになるフィルムを貼る場合と、用途に応じて組み合わせる為、様々な種類が存在します。
使う場所や、用途によって使い分けをします。
その中でも、什器によく使用するのは、一般ガラス・カラーガラス・耐熱ガラス・強化ガラスになります。
又、厚みも様々なので、使用する大きさに応じて指定する事になります。
薄い方が価格は安いですが大きなガラスはそれなりの厚みにしないと、運送中に割れてしまう事もあるので注意が必要です。
店舗什器を作る豆知識什器で使うガラスは安いの?
一般ガラスが一番安いのですが、その次が、カラーガラスやデザインガラスです。
次に高いのは強化ガラスです。パーテーション・テーブル・ショーケースなどに使用します。
一番高いのが、耐熱ガラスですが、500℃~1000℃までの耐熱範囲がある為、用途によって選びます。高カロリーの焼き台前のガラスにはこれを使用しますが、通常の家庭用程度であれば、ある程度の耐熱能力のある、強化ガラスで十分です。
店舗什器を作る豆知識什器で使うガラスは扱いやすいの?
ガラスは加工もできます。
例えば、四方の端が切りっ放しだとケガをしてしまうような環境の場合は、四方を磨き丸くして角を落とします。
四方の端の何㎜を厚みを薄くして、額縁風にしたい場合は、面取りが出来ます。
指定の絵やロゴや文章を彫り込む、エッチングも出来ます。
木でもよくあるトメ加工も可能ですが、指が切れないように丸くはなります。
ショーケースを作る場合などは、ガラス専用連結金物で組み上げるか、UV接着剤などで組み上げます。
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什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使うポリカ―ボネードとは?
ポリカとは、ポリカ―ボネードの略称です。
ポリカ―ボネードも、アクリルと同じようにプラスチックのような素材です。
皆さんが馴染みあるのは、駐車場のカーポートの屋根材ではないでしょうか。
光を透過するので、屋根になっても内部は明るく快適です。
色はクリアだけではありませんが、乳白色やアンバー色やグレー色など、それほど多くの色種がある訳ではありません。
紫外線にも強く、寒さ暑さにも強い為、外部の環境で威力を発揮する所が、アクリルとの大きな違いです。
画像のように、ウッドデッキが腐食してしまった為、再度作り直すといった際に、どうせまた腐るのは嫌だから屋根を付けてという依頼は多いものです。
そんな時こそポリカ―ボネードの出番です。
平板と波板から選んで頂きます。
店舗什器を作る豆知識什器で使うポリカ―ボネードは安いの?
ポリカ自体はアクリルよりも高いものです。
ポリカでパテーションを作るなら、ポリカの費用にその周囲を挟む部材の製作に掛かる費用と合わせて、パテーションの費用となります。
規格のサイズがあるので、少ししか使用しなくても、規格サイズ1枚分の費用は掛かると思っていた方が良いです。
ポリカ自体はDIYで簡単に加工できるものではないので、プロに依頼する前提で予算を取っておいた方が良いでしょう。
店舗什器を作る豆知識什器で使うポリカ―ボネードは扱いやすいの?
ポリカ―ボネードは加工のしにくい素材です。
出来る事はせいぜいカット位です。しかも非常に傷になりやすい素材なので、養生シートの貼ってある状態でカットしないと、傷だらけの製品になってしまいます。
扱いやすい素材かどうかと言われれば、扱いにくい素材です。
また、簡単に反りが出る素材なので、四方を抑えこむ造りをしなければいけません。
四方接着だけで完成という訳にはいきませんので、ポリカ―ボネード同士を接着でつなぐという造りも出来ません。
多少の縮みも出て来るので、その事も踏まえて造りを考えた設計をする必要があります。
什器オーダーメイド制作
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什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
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店舗什器を作る豆知識什器でよく使うアクリル板とは?
アクリル板は、プラスチックの板のようなものです。
クリアだけでなく、光を透過するモノや、透過しないモノもあり、用途によって多くの種類から選ぶ事が可能です。
厚みも様々あり、印刷できる事から、名刺として使われる事もあります。
ガラスでは割れると危ないという環境では、ガラスの代わりとして使われたりするので、店舗や施設の什器製作ではよく使われます。
最も多い出番が、サインではないでしょうか。
サインは店舗の外看板や、店内のブランドロゴの事を言いますが、その多くは電飾と組み合わせて前を通る人の目に留まるよう考えられたアピール目的の製品です。
画像のように、光が透過するホワイト色のモノと、透過しないブラック色のモノとを組み合わせて、ブランドロゴデザインを引き立てています。
アクリル自体が経年劣化の起こりにくい素材なので、1度作ってしまえば、永く使用できます。
店舗什器を作る豆知識什器で使うアクリル板は安いの?
什器で使われるアクリル板は素材としては安いものです。
アクリル素材に加工をする費用と、電飾の費用などを合わせて、看板の費用となります。
DIYで簡単に加工できるものではないので、プロに依頼する前提で予算を取っておいた方が良いでしょう。
ちなみにネットでは10㎝単位から購入可能です。
店舗什器を作る豆知識什器で使うアクリル板は扱いやすいの?
アクリル板はプラスチックのようなものなので、切り抜いたり、カットしたりといった加工が難しい素材です。
手作業ではなく、デザインデータを機械に読み込ませて機械で加工する素材となります。
その為、素材と加工は同じプロの業者に依頼する事になります。
電飾の工事は、電源を出してスイッチを作るところは現地の電気屋さんが行い、照明器具とサインを別の業者が請け負う場合と、
照明までは現地の電気屋さんの場合と2通りあります。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
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什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使うシート材とは?
シート材は、裏紙を剥がすと粘着テープになっており、多くの素材に直接貼る事で、什器の雰囲気を変えたり、傷や経年劣化を隠す事の出来る、汎用性の高い素材です。
大きな面を貼る薄いシートと、主に棚やボックスの小口に貼る幅の狭いものの2種類があり、後者の場合は小口テープと一般には呼ばれています。
例えば、画像のように、白いボックスの小口に、アルミ色のシートを貼る事で、まっ白とはまた違った雰囲気を簡単に作り出す事が出来ます。
厚みも1.5㎜あるので、丈夫です。
色も柄も沢山の種類があり、単色だけでなく木目調・石目調・メタル調・蛍光色・ラメ・シャビーなど、ビニールクロスを作っているメーカー主体に多くのメーカーで製品を出しており、そのシリーズ名で呼ばれています。
サンゲツならリアテック・3Mならダイノック・タキロンならベルビアンといった感じです。
壁面に貼るというケースでは、施設や店舗の他、マンションのエントランスから廊下までずっとシートが貼ってあるというのはよくある事で、戸建て住宅ではあまり使用されていません。
マンションの玄関ドアの外側は共有部分なので、全ての住戸は同じにする必要がある為、大規模修繕時に塗装ではなくシート貼りで一新する事もよくあります。
店舗什器を作る豆知識什器で使うシート材は安いの?
什器で使われるシート材は安いものです。
DIYでも簡単に貼れる為、ユーチューブを参考にして貼って、簡単リーズナブルな部分リフォームのような感じでやられる方は
多いです。
業販では1m単位での購入になりますが、ネットでは10㎝単位から購入可能です。
プロにお任せの場合は、材料ごと依頼しても、材料渡しでも対応可能です。
店舗什器を作る豆知識什器で使う古材は扱いやすいの?
シート材の裏紙を剥がして、貼って終わりという訳にはいきません。
その時はそれで接着されますが、長い目で見た時に剥がれ易くなります。
なのでプロは先ず、下地の調整から行います。
その後、プライマーで下地とシート材の接着力を高めます。
場合によっては、下地にも接着材を塗って、ようやく貼り合わせます。
車のガラスに貼るような、貼ってもずらせるという事はないので、一発勝負となる為、技術の必要な仕事と言えます。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使う古材とは?
古材は什器製作では比較的よく使います。
シャビーや、エイジングと呼ばれる加工の素材として使われます。
アンティークのテーブルやワードローブなどをセットする空間に、ピカピカの新しい木材を使っては違和感が出てくる場合などに、古材を使って、床材にしたり、壁面仕上げ材にしたりします。
わざと天井の梁を見せる場合にも古材を使ったりします。
古材には無数の傷が入っている事が多く、虫食い痕・釘痕・ホゾ組痕・のこぎり痕など、それが味わいとなります。
又、木の繊維が立体的に浮き出ているような、流木や足場板などの製品は、外部環境で使い込まれたもので、風雨に晒されて紫外線に晒されて、軟らかい所が風化し、硬い年輪の繊維部分だけが残ったものです。
画像はマントルピースですが、壁面と、カウンター部分に違う種類の古材を使っています。
壁面はスライスされた薄い素材で、カウンターは10㎝近い厚みのどっしりとした古材で、天井の化粧梁と相まっています。
店舗什器を作る豆知識什器で使う古材は安いの?
古材は一山いくらで買うと割安になりますが、あまりそういう事はないので、1本づつ買う事になりますが、そうすると高くなります。
とはいえ、木の相場というものがあり、新品のケヤキ・ヒノキ・樫など、このサイズでいくら位という目安があります。
その相場から極端に高くなることもありませんが、希少価値や販売されるまでに掛かった手間がプラスされるイメージです。
古い木を酸で洗ったり、流通しやすいように加工したりという手間がプラスされるので、新品よりも高くなるわけです。
店舗什器を作る豆知識什器で使う古材は扱いやすいの?
古材はどこかの家屋で使われていたもので、天井板・床材・柱・梁・土台など、ある程度の決まった大きさをしていますが、古材を継ぎ足して大きな1枚の板にする事も出来ます。
外部で使われていた物は比重が軽くなっており、内部で使われていた物はどっしりとした重量を味わえます。
什器として使用する場合は、どの面を表にするか、どの配置で並べるかを素材に合わせて考えて製作します。
足場板などはスライスされた規格品もあり、DIYでも扱いやすい素材と言えます。
什器オーダーメイド制作
ワイズファクトリーはオーダーメイド店舗什器・特注家具の図面作りや設計から販売・設置施工・アフターフォローまで一括で承ります。
木工・金物・ガラスでの制作や予算に合わせた対応、全国各エリアでの対応も可能です。
この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
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店舗什器を作る豆知識什器でよく使うステンレスとは?
ステンレスは、錆びない素材で、溶接も可能で、価格は決して安くはありませんが、加工しやすい素材と言えます。
錆びないという点で、アルミはその安さから汎用製品を生み出しますが、ステンレスはセミオーダー製品として使われる事が多いです。
厨房機器や施設内の衛生室などでは、錆びないという利点からの、手入れの簡単さや、溶接が出来るという利点からからの、仕上の美しさが採用される理由となっています。
厚みやサイズ、形状は様々な規格があり、建築の図面にはSUSという表記が使われます。
仕上には種類があり、エンボス・鏡面・ヘアライン・バイブレーションなどがあります。
店舗什器を作る豆知識什器で使うステンレスは安いの?
ステンレスは高価な素材と言えますが、厚みに応じて値段が変わるので、安くしたい場合は、薄いステンレスに厚い下地を貼って製品にするなどして、コストを抑えます。
仕上の種類によっても価格は違い、先の順に価格は上がります。
ステンレスはその美しさからあまり塗装を掛ける事はしません。規格品でステンレスに薬品をかけて黒っぽく、茶色っぽくした素材を利用して什器として製作する事が多いです。
店舗什器を作る豆知識什器で使うステンレスは扱いやすいの?
ステンレスは非常に硬い素材の為、切断・穴あけも、厚くなればなるほど容易ではありません。
例えば10㎜の穴をあける為には、3㎜・6㎜・10㎜と、順番に大きなキリに変えていかないと、いきなり10㎜のキリではキリの方が削れて摩耗してしまうほどです。
アルミや鉄が切れる切断用の刃でも、ステンレスでは刃が負けてしまう事がよくあります。
なので、プロ向けの素材で、DIYでは難しい素材と言えます。
錆びない素材という事で、将来のメンテナンス費用は掛かりませんので、初期投資はそこそこ高くても、消耗したり、腐ったりしない点は、日々のお手入れは気が楽な事この上ないです。
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店舗什器を作る豆知識什器でよく使うアルミとは?
アルミは、建築の世界では、錆びずに軽く、割安の素材として、多く使われています。
錆びないという点で、フェンスや、門扉、玄関ドア、サッシなど、外部で使う製品にはほとんどアルミが使われます。
比重が軽い為、発泡スチロールと組み合わせて外部看板にも多く使われています。
厚みやサイズ、形状は様々な規格があり、平板やL型、角パイプ、丸パイプ等、それらを組み合わせて工場加工して製品にしていきます。
建築の図面にはALという表記が使われます。
金属なので勿論硬いのですが、曲がりやすいので、平板として使用する場合は、L型にしたり、U型にしたり、角にしないと使い物になりません。
溶接が出来ない為、リベットでつなぎ合わせ、パテで埋めて、研いで平坦にするなど、プロとしての工作難易度は高いですが、金属素材としては1番軟らかく、工作加工しやすいので、日曜大工のDIYでは容易に加工できる素材と言えます。
店舗什器を作る豆知識什器で使うアルミは安いの?
アルミそのものは高い素材ではありません。鉄の次に安い素材です。
規格色の、アルミ色・ブロンズ色・ブラック色のままでイメージ通りの什器が作れる場合は、1番安い素材と言えます。
しかし、塗装が必要になると、2工程分の費用が掛かるという事になります。
その際は、焼付塗装や粉体塗装などで、強固な耐久性の高い塗装をする事が可能です。
店舗什器を作る豆知識什器で使うアルミは扱いやすいの?
アルミは柔らかい素材ですので、簡単にえくぼが出来たり、傷ついたりします。多くの人が触れる環境で使用する什器として製作する場合は、それに見合った厚みを選ぶ事が重要です。
又、曲げ強度が弱い為、下地に何かを入れるなど、工夫が必要です。
アルミは溶接が出来ない為、溶接して作るなら、鉄かステンレスを選ぶことになります。
外部や湿気のある環境で使う場合、アルミやステンレスは錆びない為、防錆対策という面でのメンテナンス費用は掛かりませんし、錆を考えずに済む日々のお手入れは気が楽な事この上ないです。
什器オーダーメイド制作
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店舗什器を作る豆知識什器でよく使う鉄とは?
鉄は、什器製作の世界では、アイアンやスチールと呼ばれます。
アイアンは、ロートアイアンが耳馴染みがあると思います。
スチールは、STという表記で建築の図面に登場します。
金属素材として1番工作加工しやすいと言われており、価格的にも1番低価格の素材であると言えます。
什器製作の際、基本は様々なサイズの規格の平板や丸パイプや角パイプなどを使って、工場加工して製作します。
鉄の弱点は錆ですので、その弱点に対抗する為に塗装を掛けて仕上げます。
世の中に酸素がある限り鉄は錆びるので、カットしたそばから錆が出るといっても過言ではありません。
ガンガンと物が当たるような箇所では、塗装しても剥がれてしまうので、あまりその様な場所には採用したくない素材です。
店舗什器を作る豆知識什器で使う鉄は安いの?
鉄が1番安い素材であることは確かですが、錆びる素材であるという事は、必ず塗装とセットだという事です。
必ず2工程の費用が掛かるという事になります。
しかも、使用しているうちに傷が付いたり、屋外で使用したり、という事になると、その時点でまた塗装の費用が掛かります。
ステンレスやアルミは錆びない為、そのような心配は不要なので、イメージする製品の素材が何かによって、
1番安い製品となるのか、そうでないのか、判断する事になります。
店舗什器を作る豆知識什器で使う鉄は扱いやすいの?
鉄は他の金属素材同様に穴があけられますし、曲げる事も出来ます。溶接も出来ます。
しかし、アルミは溶接が出来ません。
その違いは加工する事が前提の什器製作では大きな特性比較になります。
溶接して作るなら、鉄かステンレスを選ぶことになります。
あとは、錆びるという事です。塗装しても外部で風雨に晒されるなら紫外線で塗料が剥がれるまではよくても、
そこからメンテナンスに費用が掛かってきます。
アルミやステンレスは錆びない為、その面でのメンテナンス費用は掛かりません。
什器オーダーメイド制作
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
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以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。
店舗什器を作る豆知識什器でよく使う天然石とは?
什器でよく使う天然石には、大きく分けて御影石と大理石と、2つの種類があります。
御影石は、住宅でも玄関や塀などに使用しますし、
大理石は、画像のような御殿のような邸宅のカウンターや、マンションのエントランスの壁面などに使われます。
その他、御影石は墓石の素材として身近です。
どちらも石ですが、柄の違いで一般の方でも簡単に見分ける事が出来ます。
粒粒の斑点模様が御影石で、煙のような波のような模様を持つのが大理石です。大理石を選ばれるのは、このダイナミックな柄が人を引き付けます。
もう1つの特徴は、耐酸性であるかどうかです。御影石は酸に強い為、酸性雨にも耐性があり墓石や小便器廻りに
使われたりしますが、大理石は酸に対する耐性がありません。直ぐに滲みなってしまい、折角の高級素材が台無しに
なってしまう事もあります。
その時は特殊溶剤で一晩二晩掛けて吸い取る事でメンテナンス対応します。
店舗什器を作る豆知識什器で使う天然石は安いの?
天然石は、大きな1枚のスラブと呼ばれる塊から削り出されます。
カウンター材として使われるのは20~30㎜位の厚さなので、それに近い厚さで削り出し、そこから必要な暑さに更に削ります。
現代では切断には水圧カッターを使います。
人工大理石や人工石のように裏に下地を付けるわけではなく、削ったそのままが製品となるので、石の無垢材です。
画像のようにダイヤモンドの刃の道具で模様を付ける事も出来ます。
天然石の石種によっては、気泡や空洞が沢山有る為、それを1つ1つパテで埋めて使います。
石は世界中に産地があり、中国やインド、イタリア、アフリカなど、その石種はその地域でしか産出されない為、
沢山取れる中国産は比較的安く、イタリア産は高価です。アフリカ産の石も、貴重石種は高価です。
店舗什器を作る豆知識什器で使う天然石は扱いやすいの?
天然石は誰もが知るように、非常に硬いです。特に御影石は非常に硬いですが一方、大理石は硬いのは確かですが脆いです。
角に何かが当たると直ぐに欠けてしまします。
加工形状によっては、平らにして運ぶことが出来ないほどに、自重で破壊されてしまう事もあるので、基本は縦にして運ぶ
事になります。
何万年もの時間を経て作られた天然石は、経年劣化という概念はありません。自然から生まれた本物の無垢素材は永遠に変わらない素材であると言えます。
什器オーダーメイド制作
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店舗什器を作る豆知識什器でよく使う人工石とは?
人工石は、本物の鉱石を砕いて、接着剤を入れて固めた素材です。
1次加工で使われた残りの石を石種ごとに寄せ集めているので、余った石に無駄がなく使える為、地球の資源の枯渇を考えた時には、エコに貢献できる素材であると言えます。
鉱石なので、キラッと光るかけらも混在している為、綺麗です。
抗菌剤を入れて固めてある為に衛生的で、飲食店のカウンターには非常に向いています。
本石と違い、酸に弱いという事もなく、硬いけど脆いという事も無く、防水性・耐水性・耐久性も高い、メンテナンスフリーな素材として、広範囲に使用する事が出来ます。
一方、鉱石を砕いて再結晶している為、石特有の模様はなくなり、均一な石目模様となる事から、ダイナミックさはありません。
国内メーカーの他、スペインサイルストーン、イタリアのオキテ、イスラエルのシザーストーン、アメリカのカンブリアなどのメーカーが有名です。
店舗什器を作る豆知識什器で使う人工大理石は安いの?
住宅や店舗什器で使われる人工石は、人工大理石のように、元々厚み10㎜程の大きな1枚板で、厚みを付けたい場合は下地を接着貼りして必要な大きさにします。
但し、人工大理石のようにつなぎ目を無くす事は出来ません。
素材としては出始めの10年ほど前は高価でしたが、広く普及するに従って低価格になってきました。
とはいえ、人工大理石よりも高く、種類によっては天然石よりも高いものもあります。
また、完成した商品はそれなりの大きさと重さになる為、普通の路線便ではなくチャーター便を使って配送される事も多く、運賃も合わせて金額で、他の素材と比較する必要があります。
店舗什器を作る豆知識什器で使う人工石は扱いやすいの?
人工石は厚み10㎜程の板なので、そこから工場で加工して製品にしますが、人工大理石のような樹脂ではないので、つなぎ目なく加工できるわけではありません。
ペーパーで磨いて削る事も出来ませんが、メンテナンスフリーの素材として考えれば、高価で扱いにくいとはいえ、長い目で見れば確実にメリットのある素材と言えます。
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この什器コラムを書いた人
什器設計施工管理大石行良
学生時代は全く関係ないことを学んでいたが、大学卒業後一念発起しバンタンデザインでデザインを勉強し直し、「モノを作る」という分かり易い仕事がしたいと思い、木工所に就職。
以来、店舗什器や住宅の造作家具、内装監理の経験を積み、製作現場から施工現場まで一貫して対応できる専門家として数多くの実績を持っています。